「自宅の花壇を掘り返したらキツネの頭のようなものが…」 岐阜県で再び“動物の頭”発見 不可解な3つの共通点 何者かが意図的に埋めた可能性も…
また花壇から“動物の頭” 前回の小学校から約3キロの住宅で…
「自宅の花壇から毛のようなものが出ていて、掘り返したらキツネの頭のようなものが出てきた」
1月21日、岐阜県の関警察署に入った住人の男性からの通報。警察が駆けつけると、住宅の花壇から茶色の毛に覆われた動物のものとみられる頭部と前脚がつながった状態のものが見つかったということです。
住宅があるのは、岐阜県関市の“小瀬”という街。田畑も多く、普段は静かな住宅街ですが、近くには長良川が流れ、この地域で行われる小瀬鵜飼の時期には多くの観光客が訪れます。
近隣住民は「この辺は事件の少ない街。こういうことが起きると防犯を高めていかないといけない」と不安を募らせています。近くの小学校では、しばらくの間、教員らによる登下校の見守りを行うことになりました。
閑静な住宅街や、多くの児童が通う小学校で、動物の頭部がみつかるという不気味な事案。実は、1月9日には、今回見つかった現場から約3キロ離れた場所にある美濃市生櫛の中有知小学校で、校門近くの花壇からシカの頭部が見つかっていました。
しかも、この二つの事案には不可解な3つの共通点があるのです。
1つ目は、市をまたいではいるものの、2つの現場が直線距離で約3キロと、とても近いこと。2つ目は、「見つけてくれ」と言わんばかりに“わかりやすく”花壇に埋められていたこと。そして3つ目は、頭部の状態が腐食などなく新しかったことです。
もし、これが事件だった場合、どんな罪に問われる可能性があるのでしょうか。
弁護士の嵩原安三郎さんによると、野生動物を損傷した場合、鳥獣保護法違反にあたり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金。さらに、住居侵入罪や威力業務妨害罪などに問われる可能性があるということでした。
警察は、いずれも何者かが意図的に埋めた可能性もあるとみて関連を調べています。