愛知県警が“ニセ逮捕状”を公開 急増する“警察官かたる詐欺”に注意
14日、愛知県警が公開したある文書。
「逮捕状。上記の被疑事実により被疑者の逮捕を認める」
罪名が書かれ押印までされているこの文書。実は、最近急増している警察官をかたる特殊詐欺で実際に使われたニセの逮捕状なのです。
現役の警察官もよく似ていると漏らすほどの出来。そのほか、顔写真入りのニセの警察手帳も。
具体的な手口を知ってもらうことで被害を防ぎたいと公開されました。
20代、30代の若い被害者が多いのが警察官をかたる詐欺。
名古屋市に住む30代の男性。去年10月大阪府警の警察官をかたる男から電話でこう告げられました。
名古屋市に住む男性(30代):
「私が個人情報を売却し、200~300万円の報酬を得た。検事さんが逮捕状を出すと言ったら逮捕されてしまう状態と」
ビデオ通話などで警察手帳や逮捕状を見せられ、すっかり信用してしまった男性。
重要事件の容疑者だからと、毎日数時間おきに、今どこで何をしているか連絡させられることに。
そして、1週間が過ぎたころー。
名古屋市に住む男性(30代):
「検事を名乗る女が出てきて。保釈金を用意しないと、あなたに逮捕状を発行します。保釈金は100万円」
身に覚えはないものの100万円を支払い被害に。
名古屋市に住む男性(30代):
「自由を全部奪われる感じでした。怒りしかないですね」