“自動運転のレベル4”向けに開発した2台のバスを初めて公開
名古屋に本社を構える自動運転向けの高精度地図を手掛ける企業が特定の条件のもとで無人での自動運転を行う「レベル4」の移動サービスの実用化に向けて開発したバスを初めて公開しました。
22日、自動運転のレベル4の運行実現に向けて開発した2台のバスを初めて公開したのは、「アイサンテクノロジー」です。2台とも市販車をベースに開発したもので大型バスはディーゼルエンジン車小型バスは電気自動車です。バスには、自動運転走行で必要となる高精度の三次元地図のほか、障害物を検知するセンサーや信号を認識するカメラなどが搭載されています。
さらに、無人運転のバスの車内と車外の状況を遠隔で監視するシステムも組み込んでいるということです。
来月以降、三重県の桑名市や愛知県の常滑市、名古屋市で行われる実証実験で自動運転の安定性の向上を図るととも自動運転レベル4に向けた技術開発を進めて2025年度中にバス会社などによる移動サービスの実用化を目指すということです。