紅葉の名所「香嵐渓」 今年は渋滞緩和の新対策が 愛知・豊田市
美しい紅葉が有名な、愛知県豊田市の香嵐渓。秋の行楽スポットとして人気の名所ですが、悩ましいのが交通渋滞です。実は今年、渋滞緩和のための秘策があるようです。
モミジが明かりに照らされた幻想的な風景。少し涼しくなる夜を目指し来る人も多いといいます。
香嵐渓は日没後から午後9時までライトアップされています。11月7日、平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。
11月から始まった香嵐渓のもみじまつり。今年は、ある変化が起きていました。
Q:半袖?
客:「暑いです、もう暑いです」「上着はあるんですけど、着いてから暑いなって脱いだ感じ」
豊田市では、今年、11月7日時点で夏日はすでに3日あり、これは過去最多。
この暑さから11月にもかかわらず多くの店でかき氷やソフトクリームなどの冷たい物を販売。
こちらのお店では。
もみじ堂 大森啓司さん:
「暑いのでソフトクリームは結構売れてますね。例年の1.5~2倍ぐらいですかね」
おすすめは、「きなこ団子入りモコモコソフト」。7日も10杯以上販売し、例年にはない売れ行きだといいます。
そんな暑い中にもかかわらず、売れていたのが、あつあつの”刀削麺”。4年ぶりに中国から来たシェフがつくる本格派です。
三州足助屋敷 小塚正美致さん:
「コロナで閉めている間、今年は刀削麺ないのって毎年聞かれて。やっと今年呼べることになったので目玉になりますので良かったと思います」
手作業で麺を削るため、一本一本食感が違う太い麺が特徴の刀削麺。こちらでは3種類の味を楽しむ事ができます。
そんな賑わいを見せる中、秋の香嵐渓で悩ましい問題が交通渋滞。
今年は渋滞緩和へ向け、新たな取り組みを始めたといいます。それが、豊田市と駐車場管理の大手「タイムズ24」のタッグです。
豊田市地域振興部 大橋昌秀さん:
「このグラウンドが今年初めて予約駐車場をしようと思っているグラウンドとなります」
香嵐渓から徒歩13分、250台駐車が可能な足助グラウンドを今年は予約制にして、料金も事前決済が可能に。
これまであまり活用されていなかったこの駐車場を知ってもらいたいといいます。
また、足助観光協会がすすめる迂回路からアクセスがいいため、迂回路を利用してもらい渋滞の緩和に
つなげたいとしています。
豊田市地域振興部 大橋さん:
「香嵐渓の渋滞をなるべく減らすために、ここ以外のまだ広い、知られていない駐車場がありますので(予約制のシステムを進めて)そちらの方を皆さん知っていただいて、予約していただいてなるべく駐車場の分散化をさせたい」
香嵐渓のもみじまつりは、11月30日まで開かれていて、見頃は11月10日から20日だということです。
【中京テレビ 「キャッチ!」 11月7日放送より】