名古屋市熱田区に住む60代の女性が、警察官を名乗る男などに、現金あわせて約4600万円と、金塊3本1600万円相当をだましとられました。

警察によりますと、先月15日ごろ、熱田区に住む、無職の60代の女性の自宅に、通信会社の職員や、警察官を名乗る男らから、「あなたの名義で携帯電話が悪用されています」「あなたが犯人として取り扱われています」などと電話がありました。

その後、SNSのビデオ通話などで、「犯人でないようにするためには指定する口座に現金を振り込む必要があります」などと言われ、女性は、インターネットバンキングなどで、10日間ほどで、あわせて約4600万円を振り込まされました。

さらに、「インターネットバンキングが難しくなっているので貴金属店 で金を買ってきてください」「買った金は、訪問してくる警察 に手渡してください」などと言われ、金塊3本を1600万円で購入し、自宅を訪れた、警察官を名乗る男に手渡し、だましとられたということです。

その後、SNSで連絡がとれなくなり、不審に思った女性が警察に相談したことで、被害が発覚しました。

警察は、「国際電話番号を悪用した特殊詐欺が増加しています。海外と の電話が不要な方は、発信・着信を無償で休止できるので今 すぐ申し込んでください」などと呼びかけています。