「交番・駐在所」再整備へ 10年後に約170か所に 岐阜県警
人口減少や警察官の働き方改革などを背景に、岐阜県警は交番と駐在所の数を、10年後をめどに現在の226か所から170か所に再整備する方針を明らかにしました。
岐阜県警によりますと、県内には現在22の警察署があり、交番は97か所、駐在所は129か所の計226か所あります。
この交番と駐在所を10年後をめどに計約170か所に再整備するということです。約4分の1がなくなることになります。
人口減少や建物の老朽化のほか、昔ながらの「駐在さん」のイメージのように、家族と一緒に駐在所に住む地域警察官が減って単身赴任が増えていることや、事件などの発生が夜間に増え、昼間の勤務が中心の駐在所の体制では十分な対応ができないことなどの課題があり、その見直しが必要になっています。
岐阜県警では再整備にあたり交番や駐在所がなくなる地域では、パトカーによるパトロールの強化や移動交番車の導入などで、地域住民の安全と安心を確保するとしています。