能登半島地震 災害派遣医療チームの対応続く 三重県
能登半島地震の被災地に今月2日から災害派遣医療チームを派遣している三重県では、被災地での効果的な活動のため、対応に追われています。
県庁内に調整本部が設置されている三重県からは、のべ11隊の災害派遣医療チーム・DMATが派遣されています。
調整本部では、医師たちが効果的に活動できるよう後方支援にあたっていますが、特に課題となっているのが、道路状況の悪さにより移動に時間をとられることです。
三重DMAT・森本真之助 医師:
「朝一番に出ても輪島市に着くのが夕方になってしまい、ドクターたちは夜間帯に働くミッションしかできず、非常に難しい」
医療に関わる人や物資を届ける難しさもあり、調整本部では宿泊先を活動場所の近くに移すなど対応に追われていました。
三重DMAT・森本真之助 医師:
「能登半島の地形の性質でかなり難しさがあり、そのせいで長期化している可能性が非常に高い。一気に解決できない複雑な問題がたくさんあると思う」
三重県からは6日、さらに5隊のDMATが被災地に向けて出発する予定です。