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水中からブリ贈呈、運動会まで!ユニーク入社式で企業の個性を発信

2024年4月1日 17:37
水中からブリ贈呈、運動会まで!ユニーク入社式で企業の個性を発信

春の暖かな日差しが降り注ぐなか、全国各地で入社式が行われました。中部エリアでは、三重県『鳥羽水族館』恒例の“水中入社式”をはじめ、施設や地域の特性を活かしたユニークな入社式が続々と実施。新社会人たちはさまざまな形でエールを受け取りました。

代表的なクルマが集結!トヨタ自動車の入社式

トヨタ自動車では、1,464人の新入社員がピカピカの作業着に身を包み、入社式に臨みました。トヨタ自動車の入社式といえば、ずらりと並んだクルマの展示!今年は、各工場で生産される代表的なクルマや豊田章男会長の愛車など13台が新入社員を出迎えました。

「トヨタ自動車」の佐藤恒治社長は、「最初に見た風景というのは忘れないものですから、その記憶にクルマが残っていててほしい」と話し、続けて「非常にエネルギッシュな、勢い感じる新入社員の方々ですので、いろんな挑戦をしていく上で心強く思いますし、ワクワクしています」と、新入社員へエールを送りました。

水中入社式からブリ贈呈まで!企業の個性を体感

さまざまな企業で、個性豊かな入社式が開催。三重県の『鳥羽水族館』で行われたのは、毎年恒例の“水中入社式”。水中にスーツ姿の新入社員が登場し、代表の新入社員が、水の中で辞令を受け取ります。
辞令を受け取る役目を担う新入社員は、「代表で辞令を受け取ることになったので、浮かないように沈まないように頑張りたい」とコメント。その宣言通り、水中でうまくバランスをとり、辞令を受け取ることに成功しました。

三重県尾鷲市の『尾鷲市役所』にも、新たに10人の職員が仲間入り。加藤千速市長から新規採用職員へ辞令が手渡されると、部屋の外から「ブリ、入りまーす!」と威勢の良い声が。登場したのは、市の魚に指定されているブリ。成長するにつれて呼び名が変わる“出世魚”でもあることから、尾鷲市では新規採用職員への激励としてブリが贈呈されるのです。

ちなみに、市の“発展”を願って、80㎝で8㎏のブリを用意するこだわりぶり。ブリを受け取った新規採用職員は、「あまり一匹を持つことがないので、ブリの重さとともに責任の重さも感じました」と話し、「ブリのように大きく成長して、市民のみなさまとの“ブリッジ”になれるように頑張ります」と、ブリにちなんだ意気込みを述べました。

運動で親睦を深める!“座らない”入社式とは?

名古屋市中区の『ドルフィンズアリーナ』でも、ある企業の入社式が行われていました。ド派手な演出で入場した新入社員たちは、スーツではなく運動着姿。始まったのは、なんとシャトルラン!実はこのシャトルランこそ、「株式会社リィ」ならではの入社式なのです。

「株式会社リィ」では、発達障害の子どもたちに運動を教える施設を運営。運動を通して、スタッフ自身のチャレンジ精神を養うとともに、新入社員同士の仲を深めてもらうキッカケとして、“座らない入社式”を始めました。

「株式会社リィ」の廣瀬あゆみ社長は、「子どもたちにスポーツを通じてチャレンジすること、昨日の自分を超えていくことを伝える仕事なので、スタッフが一番、ドキドキする挑戦をしていくために、スタッフ全員でこういうことをやることを決めました」と、シャトルランに込めた思いを語りました。

一人、また一人と脱落していくなか、最後までシャトルランに残ったのは新入社員の2人。声援が二人を包むなか、闘いを制したのは小川晃弥さん。小川さんは、「いろんな人が応援してくれて、楽しいシャトルランでした!」と、“座らない入社式”の感想を述べました。

さまざまな形でエールを受け取った新社会人たち。今日から新たな人生を歩んでいきます。

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