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秋の日差しによる“目の日焼け”に要注意 白内障のリスクも… 厳しい暑さ続く9月

2024年9月13日 19:58
秋の日差しによる“目の日焼け”に要注意 白内障のリスクも… 厳しい暑さ続く9月

13日、東京では10日連続の真夏日となりました。一方、天気が急変し、強い雨に見舞われた地域もありました。不安定な天気の中、9月も続く“強い日差し”。今、注意が必要なのが、秋の日差しによる「目の日焼け」ともいわれる不調です。

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13日も…天気が急変。

記者(群馬・渋川市 午後3時ごろ)
「水しぶきで前方が見えづらいです」

日本列島は“ゲリラ雷雨”に見舞われました。ただ、わずか数分前までは、青空も垣間見える天気に。

   ◇

酷暑の夏が過ぎたと思いきや…

街の人
「日陰じゃないと生きていけない」
「外出た瞬間が一番まぶしい」

照りつける強い日差しが、悩みの種となる人たち。

13日の東京都心の最高気温は33.9℃。福岡県太宰府は最高気温37.1℃と、今年55日目となる35℃以上の猛暑日に。全国69地点で猛暑日を記録するなど、まだまだ厳しい暑さが続いています。

そんな中、街で聞かれたのは“目の不調”です。

街の人
「建物から出たときに目が開かない」

街の人
「昨日とか暑かったから。外出ていたので結構、目をやられている」

大手メガネチェーンでは、紫外線を浴びると色がつき、サングラスの役割を果たすレンズの売り上げが、前年比1.4倍になっているといいます。さらに…サングラスを購入する人も。

お客さん(JINS 渋谷店 東京・渋谷区)
「サングラスを買おうということで、これで(今年)2本目」

お客さん
「僕も今年1本買いました。2本か! 計2本買いました。それで今4本持ち」

JINS広報 舘林和哉さん
「9月に入ってからも、非常にサングラスをお買い求めになる方が多い」

9月に入ってからも、例年以上の売り上げだということです。

終わりの見えない“強い日差し”の影響からか、この日は都内の眼科にも、目の不調を訴える患者が…

患者(だんのうえ眼科 熊野前院 東京・荒川区)
「目がヒリヒリして、普段よりかすむ感じ。週末に外にいる時間が長かった」

だんのうえ眼科 檀之上和彦理事長
「紫外線による影響がある。“目の日焼け”というような表現がいいのかもしれません」

この“目の日焼け”。注意すべきなのは実は、今の時期だというのです。

だんのうえ眼科 檀之上和彦理事長
「秋だからこそ、紫外線に注意することが大事」

原因は、真夏と比べたときの太陽の位置の変化です。

医師によると、高い位置にある夏と比べ、低い角度から日差しを浴びるため、この時期は紫外線が目に入りやすくなるといいます。

だんのうえ眼科 檀之上和彦理事長
「若い方でも紫外線を浴びている人は、白内障になりやすい。予防が大切になる」

悪化すると、目の中でレンズの役割を果たす水晶体が白く濁り視力が低下する白内障などのリスクも高まるということです。

“目の日焼け”を防ぐため、普段から対策をしている人も…

会社員(30代)
「朝、家出るときとか、うわってなるのでサングラスは必需品。(秋の)日の傾きを感じる。車を運転していると(日差しが)入ってくる角度が低くなるので強いなと」

パート(50代)
「日焼けをしている感じの『ちょっと目が痛いかな』がある。それを感じてから、気をつけるようにしている。目元になるべく紫外線が当たらないように、つばの大きい帽子を選んでる。前がやっと見えるくらい、ギリギリのラインで」

看護師(30代)
「オーストラリアから帰国したばかりで。季節的には向こうの方が過ごしやすい。日中はあまり外に出ないで、涼しくなったら出るようにして、少しでも紫外線が当たらないように」

紫外線から目を守るため、医師が推奨している対策も、サングラスやつばの長い帽子です。長時間、外にいた場合は、目を冷やすことも効果的だということです。