子どもを自宅などに放置する行為を「虐待」と定義し埼玉県議会で審議されていた虐待禁止条例改正案について、提出した自民党県議団は取り下げることを明らかにしました。

自民党埼玉県議団は今月4日、小学3年生以下の子供を自宅や車に放置したままの外出を禁止するなどした虐待禁止条例改正案を県議会の9月の定例会に提出したもので、他の会派などから反対の声が上がっていました。

6日に委員会で可決され、13日に本会議で採決される予定でしたが自民党県議団は10日午後、改正案を取り下げる考えを明らかにしました。

自民党埼玉県議団
「わたしの言葉足らずにより、県民のみなさまはもとより、全国的な不安と心配の声が広がり、多くの県民・団体等より県議団に対して様々なご意見を頂戴しました」

また同様の改正案を今後、議会で提出するかどうかは「ゼロベース」だと話しました。