倒れた墓石に「言葉が出なかった…」地震被害の墓地で墓参り 鹿児島・志布志市
8日の地震で墓石が倒れるなどの被害が出た鹿児島県志布志市の墓地で、朝から墓参りに訪れる人の姿が見られました。
8日に発生した宮崎県の日向灘を震源とする地震で、鹿児島県志布志市の墓地では、墓石が落下したりずれて傾いたりするなどの被害が出ました。
盆の入りを迎えた13日、土台から墓石が落ちたままの墓に手を合わせる家族連れの姿が。
墓参りに訪れた人
「覚悟はしてきたけどびっくりした。ここまで壊れているとは思わなかった。ひどいですね」
お盆を前に落ちた墓石を元に戻したという男性は、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されていることから、再び落下しないよう支えを取り付けたといいます。
墓参りに訪れた人
「墓石が初めて倒れている姿を見て言葉が出なかった。しかもお盆前にこういうことが起きたので。今までいろんな災害があって、どこか他人事のような部分もあったけど、いよいよわが身に降りかかってくると、その苦しみが心から分かる気がした」
志布志市によりますと、市内に4か所ある市営墓地でも少なくとも30~40件の被害が確認されているということです。