9日午前、千葉県市原市の横断歩道で保育園児の列に軽自動車が衝突する事故があり、車を運転していた74歳の女が現行犯逮捕されました。女は「ブレーキが間に合いませんでした」と話しているということです。

警察によりますと、9日午前10時すぎ、千葉県市原市青柳北の交差点で、横断歩道を歩いていた保育園児の列に、交差点を右折しようとした軽自動車が衝突する事故がありました。

この事故で、園児4人と保育士2人の合わせて6人が病院に搬送されました。6人のうち3歳の男の子が頭蓋骨骨折の重傷で、ほかの5人は軽傷ですが、6人とも命に別条はないとみられるということです。

警察は、軽自動車を運転していた田中喜代子容疑者（74）を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。警察の調べに対し、田中容疑者は容疑を認め、「歩行者に気づいて急いでブレーキを踏みましたが、間に合いませんでした」と話しているということです。

警察が詳しい経緯を調べています。