「つばさの党」代表ら3人再逮捕 選挙カー追い回した疑い 「交通妨害」での立件は全国初か
衆議院東京15区補欠選挙を巡る、「つばさの党」による公職選挙法違反事件で、警視庁は、ほかの候補者の選挙カーを追い回したとして、代表ら3人を交通妨害の疑いなどで再逮捕しました。「交通妨害」で立件されるのは、全国初とみられます。
再逮捕されたのは、政治団体「つばさの党」の黒川敦彦容疑者と、根本良輔容疑者、杉田勇人容疑者の3人です。
警視庁によりますと3人は、ことし4月に投開票が行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、立憲民主党の陣営の選挙カーを追いかけ、「答えるまでは追いかけますよ」などと怒号を浴びせながら、およそ3キロにわたり追いかけ回すなどして、交通妨害をした疑いがもたれています。
また、別の日にも、黒川容疑者と根本容疑者は、立憲民主党の陣営が街頭演説を行っているのを発見すると、拡声器を使って、「あんたが答えないから、この人たちは演説が聴けないんですよ」などと言って、演説を妨害した疑いももたれています。
警視庁は3人の認否を明らかにしていませんが、こうした行為を、公職選挙法の「交通妨害」として立件するのは、全国でも初めてとみられるということです。