今年4月に投開票が行われた、衆議院東京15区補欠選挙で政治団体「つばさの党」の代表ら3人が、ほかの候補者の選挙活動を妨害したとして逮捕された事件で、警視庁が、7日にも3人を再逮捕する方針を固めたことがわかりました。

この事件は、衆議院東京15区の補欠選挙で、ほかの候補者が街頭演説をする近くで、大音量で演説をするなどし演説を妨害したとして、政治団体「つばさの党」の黒川敦彦容疑者と、根本良輔容疑者、杉田勇人容疑者の3人が逮捕されたものです。

「つばさの党」を巡っては、演説妨害や交通妨害などをほかにも複数回、行っていたとみられ、警視庁は特別捜査本部を設置して、現場の実況見分をするなどして、裏付け捜査を進めていました。

その結果、警視庁は3人が、立憲民主党の選挙カーを追いかけ、深川署への避難を余儀なくさせた疑いが強まったなどとして、3人を7日にも再逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。

ほかにも、江東区・東陽町駅の近くで、ほかの陣営の街頭演説を大声で妨害して演説を中断させた疑いもあるということで、警視庁は詳しく調べることにしています。