ハロウィーン当日 韓国の事故受け渋谷では警戒強める 警視庁は数百人態勢で警備
10月31日のハロウィーン当日を迎えた東京・渋谷では、韓国での事故を受けて警視庁が数百人態勢で厳重な警備を行っていました。また事故を受けて参加者に変化も…その渋谷を取材しました。
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10月31日夜、ハロウィーン当日を迎えた東京・渋谷では、3年ぶりに行動制限がない渋谷のハロウィーンを楽しもうと、街にはあふれんばかりの人がいました。
そして、コスプレをする人と同じように大勢、街にいたのが警察官です。渋谷スクランブル交差点が行き交う人で大混雑する中、“DJポリス”が出動して歩行者の誘導にあたっていました。
DJポリス
「思わぬ事故につながるおそれがあります。前の方に続いて、ゆっくりとお進みください」
韓国の事故を受けて、警視庁は警戒を強めています。
センター街を歩いていても、「立ち止まらないでください。前に進んでください」と呼びかける警察官がいました。細い路地での激しい混雑は見られませんでしたが、大通りに多くの人が詰めかけたため、数百人態勢で厳重な警備が行われていました。警察官が人混みにもまれながら誘導する場面もありました。
また、事故を受けて参加者にも変化が見られました。
「止まるな」と書かれた看板を掲げていた男性は、「日本でも韓国のような事故が起こらないように、これを掲げて立ってました。この文字を見て滞留しないで、事故につながらないようにしてほしい」と話していました。
また“予定を早めた”という人もいました。
“渋ハロ”参加者
「(韓国の事故受けて)早めに撤退しようと思って」
――何時間くらい早めた?
“渋ハロ”参加者
「2時間くらい。明るいうちに」
――どれくらいで帰る?
“渋ハロ”参加者
「30分とか1時間くらいで(渋谷を)出ようかと」
渋谷区は、翌日の11月1日午前5時まで警備を続けるとしています。
(10月31日放送『news zero』より)