韓国の事故受け“渋谷のハロウィーン”は… 前夜は“路上飲酒”に“爆音騒ぎ”も
韓国・梨泰院で起きた凄惨な事故を受けて、東京・渋谷でもハロウィーン当日の31日は警戒が強まっています。しかし、30日は狂乱の夜になりました。
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記者(東京・渋谷、31日午後5時半頃)
「午後5時半すぎの渋谷駅前です。日が暮れるとともに、多くの人で混雑してきています」
31日夜、本番を迎える“渋谷ハロウィーン”。
ただ、よぎるのは…
10代
「友達誘ったんですけど、韓国の事件でこられなくなりました」
Q.気持ちの変化はある?
10代
「ありますね」
3日連続で渋谷に来ているという男性も…
3日連続で渋谷にきた30代
「(当日は)多いとは思ってましたけど、予想はだいぶ超えてきましたよね。混雑してきたら途中で退散しようかなとは考えています」
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この週末、狂乱の夜と化した渋谷。
記者(30日午後10時半すぎ)
「だんだんと人が増えて、歩きづらくなってきました」
30日夜も、通りを埋め尽くすほどの人が訪れ、爆音騒ぎにナンパも…
そして、最も目についたのが…
記者
「路上ではたばこに飲酒と、めちゃくちゃです」
ハロウィーン期間、禁止されている路上飲みが至るところで行われ、揚げ句の果てには…
記者
「路上でテキーラを500円で売っています」
酒を大事そうに抱えていた人は…
「飲んではいないです、開けてはいないんで。持ってるだけ」
Q.右にあるお酒は?
「これはちょっと…。やばめですね」
Q.やめた方がいいです、路上で飲むのは
「わかりました。開栓しないように気をつけます」
夜が深まるにつれ、酔った人が増え始め、取材しているスタッフに絡んでくる若者も…
「渋谷区渋谷、乱れております」
乱れる若者がいる一方、社会学を専攻していて“渋ハロ”を見学しに来たという大学生は…
大学生(20代)
「韓国の事件も本当に痛ましいですから。このセンター街も人通りが多かったんで、本当に紙一重だと思うんです。やっぱり、僕ら一人ひとりの行動を少し自制する。羽目を外さないレベルで楽しむことが、やっぱり、求められていると思います」
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韓国での凄惨な事故を渋谷で起こさないため、警視庁は、最も人が集まると予想される31日夜、厳戒態勢で警備にあたります。
特に警戒を強めるのは、狭い道に人が集まった際の誘導です。
記者
「センター街の路地は道が細くなっていて、反対側の路地も道が細くなっています」
30日夜も、警察によって細い路地が規制される様子が見られました。
多くの人が行き交うセンター街には、両側の大通りとを結ぶ細い路地がいくつもあります。さらに周辺には、韓国で事故が起きた通りと似ている通りもあります。
記者(31日午後4時すぎ)
「両サイドにお店があるのですが、道幅が狭くなっていて、少し坂になっています」
スペイン坂と呼ばれる通りは、店が連なり、なだらかな坂になっている点は韓国の現場と共通しています。
10代
「広いところ(道)メインで行きたいなと。狭いところは避けないと」
ハロウィーンの夜が始まります。
「安全安心に!全力で楽しみましょう!!」