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渋谷のハロウィーン 駅周辺での“路上飲酒を制限”始まる 独自の対策をする店舗も…

2022年10月29日 2:07
渋谷のハロウィーン 駅周辺での“路上飲酒を制限”始まる 独自の対策をする店舗も…

新型コロナウイルス感染拡大前にはトラブルも起きていた、東京・渋谷のハロウィーン。渋谷区は対策として酒類の販売自粛を促すとともに、28日から11月1日までの夜から早朝にかけて、駅周辺内での路上飲酒を制限。28日からパトロールも始まりました。しかし路上では歩きながら酒を飲んでいる人の姿も…。

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今年は3年ぶりに行動制限がない中、28日夜の東京・渋谷は“ハロウィーン当日の3日前”ということもあり、仮装している人の姿は夜になって、ようやくちらほら。

ゲームキャラクターに扮したという3人組は。

――これは何の仮装?
「これは『スプラトゥーン3』のローラーです」
「街をぼくら色に染めたいなと思って、塗りたいなと思って」
「コスプレしてる人が、まあいなすぎて、すべってる感じが…」
「胸張っていきたいと思います!」

初めて渋谷のハロウィーンに来たという人も、映画の注意事項を伝えるキャラクターの仮装をして大はしゃぎですが…「早すぎました!」と一言。

『思ったより人が少ない』という、今年の渋谷のハロウィーン、“渋ハロ”。その一方で目立ったのは、外国人観光客の仮装。

外国人観光客
「コダック 、ポケモン!」

――(渋谷のハロウィーンに)参加するのは初めて?

外国人観光客
「そうです」
「フランスよりいいよ! フランスにはハロウィーンパーティーがないからね」

「日本の文化を経験してみたくて」
「本番は、もっとすごいんだろうね!」

水際対策の緩和などで、外国人も“渋ハロ”に来ていました。

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ただ、その姿を横目に…渋谷センター街にある宝石店では、店頭に『過度なハロウィンの仮装をされている方の入店はお断りしています。』と書かれた紙を掲示していました。

商店街でみられたのは、“渋ハロ”対策。ハロウィーンのたびに相次ぐのが、トラブルです。センター街の店は、行動制限のないハロウィーンに戦々恐々。

飲食店の従業員は「今年からコロナも落ち着いてきて、どのくらいの“爆発力”というか、どれぐらい対策しないといけないのかが分からないので…」と話します。以前、“渋ハロ”に来た人に看板を壊されたことなどがあるため、30日と31日は夜の営業を中止にして店前も封鎖し、警備員も呼ぶといいます。

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そして、トラブルを防ぐために28日から始まったのが、渋谷区などのパトロールです。そして、「路上飲み禁止」の案内ボードを持つ人も。

パトロール隊
「センター街はノースモーキングです」

渋谷区は対策として酒類の販売自粛を促すとともに、28日から11月1日までの5日間、夜6時から朝5時まで渋谷駅周辺のエリア内で路上飲酒を制限(1日は午前5時までで終了)。

しかし、路上飲酒が制限される時刻になっても、エリア内の至る所で缶酎ハイを持って歩く人や、外で酒を飲む人の姿がみられました。中には仮装した外国人が飲酒する様子も…。

警察は29日(土)から、混雑状況によっては“DJポリス”を出動するなど、警戒を強化する方針です。ウルトラマンの仮装をした人は、私たちのカメラに向かって「常識の範囲内でハロウィーンを楽しいんでほしい。ハッピーハロウィーン!」と呼びかけました。

(『news zero』より)