みんなできれいな住みやすい街に 東京・目黒区で壁の落書き清掃活動
30日午前、目黒区の中目黒駅周辺では、警視庁・目黒警察署や目黒防犯協会が主体となって、地元の高校生らと一緒に電車の高架下の壁や民家のブロック塀に書かれた落書きを消す活動を行いました。
周辺住民からの「落書きが多く景観を悪くしている」という声がきっかけで行われた今回の活動には、高校生らおよそ70人が参加し、区内3か所に分かれて熱心に落書きを消す様子が見られました。
活動に参加した高校2年生の女性(17)「思っていたよりも落書きの数が多いことにビックリしました。夜になってから落書きがある道を1人で通るのは怖いイメージ。私たちの活動で街の人が安心安全で過ごせるようになったらいいなと思いました」
警視庁によりますと、壁などに落書きをする行為は、場所や程度によっては建造物損壊や器物損壊の疑いで逮捕される可能性もあるということで、実際に今月、八王子市のビルの外壁にスプレーで落書きをしたとして、20代の男2人が逮捕されています。
警視庁・目黒警察署の宮本英行署長は「単なるイタズラでは済まないということをこの機会に是非知ってほしい」としています。