「ポケモン世界大会」横浜で開幕 カードゲーム部門・日本代表の9歳小学生 目標は「世界一」
世界中で人気のゲーム「ポケモン」の世界大会が、11日に横浜で開幕しました。この世界大会のカードゲーム部門に出場する日本代表選手の1人は9歳の小学生です。目指すのは優勝、「世界一」です。
横浜は今、ポケモン一色になっています。赤レンガ倉庫や桜木町駅なども、ポケモンがあふれていました。
「今日はたくさん楽しみたい!」
「すごい待ってました、このイベントを」
日本で生まれた世界的人気ゲーム「ポケモン」の世界大会が11日に横浜で開幕したのです。意外にもポケモンの世界大会が日本で開催されるのは、今回が初めてです。この大会を盛り上げようと、横浜にはポケモンが大量発生チュウ。みなとみらい駅では、駅名の表示が「ポケモン世界大会開催地」と変わっていました。
駅名の表示も変わり、あらゆるところにポケモンが出現。さらに、「ピカッ! 反射材で事故防止中」などとドライバーへの注意喚起もポケモン仕様になっています。
そんなポケモン一色となった街に小学生の男の子がいました。大会のカードゲーム部門に出場する、日本代表選手の1人、松平幸太朗くん(9)です。
幸太朗くんが暮らすのは、北海道帯広です。リビングの一角にある引き出しには…
幸太朗くん
「ここにカードがたくさん入っています」
「1万枚くらい」
さらに大切にしているカードはファイルで保管。そんな幸太朗くんの練習相手は、父親の知幸さんです。午後7時から2人で練習するのが日課になっています。
父・知幸さん
「今日はどうだったの? 1日ずっと勉強してたの?」
幸太朗くん
「何もしてない」
ポケモンカードは60枚のカードを駆使しポケモン同士を戦わせます。数字で表された自分のポケモンの技の力が相手の体力を表す数字を上回ると、ダメージを与えて相手のポケモンを倒すことができます。
練習を始めて約20分後…
幸太朗くん
「ありがとうございました。やったー!」
父・知幸さん
「幸太朗の勝ちです」
幸太朗くんは2年ほど前にカードを始めてから、めきめきと腕を上げました。今年6月に行われた予選では、小学生以下のジュニアの部で優勝。日本一の称号を得て、世界大会に挑むのです。
ズバリ、世界大会の目標は…
幸太朗くん
「優勝!」
父・知幸さん
「優勝ですか、幸太朗選手」
幸太朗くん
「優勝だよ、当たり前だよ」
今回の大会には、50以上の国と地域から1000人を超えるプレーヤーが参戦します。幸太朗くんは12日の試合を前に、お父さんと一緒に相手選手などをチェックしました。
幸太朗くん
「とても新鮮な場所で明日、対戦できるのが楽しみです」
いよいよ、世界一を懸け、幸太朗くんの戦いが始まります。