ウクライナの負傷兵や避難民を支援するため日本から車いすを送る活動が、ついに目標数を超えました。

ウクライナの首都キーウや西部の病院などでは、長引く戦争によって負傷した兵士や避難民などが増加したため、車いすが慢性的に不足しています。そのため、ウクライナ側からの要請を受けて日本全国の施設などから車いすが集められ、ウクライナの負傷兵や避難民などに届けられる活動が去年10月から続けられています。

そして、ついに19日、目標である1000台の寄贈が達成されました。

母親が使用「母が車いすを使うようになって、私たちも楽になりました。よく散歩しています」

負傷兵の夫が使用「ハルキウ州で戦闘任務中に地雷撤去していた際、負傷した私の夫のため、車いすを支援してくださって本当にありがとうございます」

ロシアによる軍事侵攻からまもなく2年。この活動の支援団体は「まだ侵攻が続いている状況なので、多くの人に車いすが届いてほしい」としています。