佳子さま 青と白“ギリシャ”カラーで「パルテノン神殿」へ 3度目の外国公式訪問 ギリシャ語で挨拶も…
秋篠宮家の二女・佳子さまが、26日から「ギリシャ」を公式訪問されています。そして、27日、アテネ最大の博物館を視察されました。
27日(現地時間午前9時すぎ)、ギリシャのアクロポリス博物館を視察された、秋篠宮家の二女、佳子さま。白いパンツスーツ姿で、世界遺産・パルテノン神殿の彫刻を見学されました。
通訳
「胸のところに、頭のようなものがあるのが見えますでしょうか」
佳子さま
「こっちが頭ですか?」
通訳
「当時の魔よけと言われた、メドゥーサの顔面が彫刻として彫り込まれている」
佳子さま
「このあたりに?」
日本とギリシャの外交関係樹立125周年にあたって、ギリシャを公式訪問されている佳子さま。
25日、羽田空港を出発され、現地時間の26日未明にギリシャに到着、約22時間の長旅に疲れも見せず、出迎えた職員に笑顔を見せられていました。
佳子さまがまず訪問されたのは、パルテノン神殿です。この日の装いは、青い半袖のニットに白いパンツ姿。ギリシャ国旗の色に合わせた装いで視察に臨まれました。
去年11月、前回、南米・ペルーを訪問された際にも、国立公園でアルパカの出迎えを受けた佳子さまの胸元には、アルパカのネックレス。訪れる国をイメージしたものを身につけられていました。
古代ギリシャ文明を象徴するパルテノン神殿。19世紀以来、修復作業が続けられています。
担当者から、修復のたびに新しい発見があると説明を受けると、佳子さまは「(修復作業の)醍醐味(だいごみ)なんですね」と感心されていました。
次に、アテネ市内とエーゲ海を一望できる丘へ。
佳子さま
「きれいに良く見えますね」
通訳
「アテネの市民側からは、この神殿は当時見えないかたちになっていた」
佳子さま
「もっと高かった? どのくらいまで…」
担当者
「3~4mほど」
佳子さま
「パルテノン神殿は、全く見えなかった?」
担当者
「見えませんでした」
約1時間半にわたり、熱心に質問しながら、担当者の説明を受けられました。
その後、佳子さまは、両国関係の向上に貢献したとして、日本の勲章を授与されたギリシャ人らと懇談されました。
佳子さま
「ヤーサス(こんにちは)。お会いできて、うれしいです」
ギリシャ語で挨拶されたあと、関係向上のための取り組みや、文化遺産について話されました。
佳子さま
「特に思い入れ深いこととか おありですか?」
佳子さまが身につけられている、ピンクのワンピースと、花柄のベルト。
実は、この装いは、去年11月、ペルーの高齢者施設を訪問された際に着ていたもの。このときも、佳子さまはひとりひとりの手をとり、丁寧に言葉をかけられていました。
また、1999年、外交関係樹立100周年の際に、常陸宮ご夫妻がギリシャを訪問されたことについて、感謝を伝えられると…
佳子さま
「ありがとうございます。先日お話しした際にですね、ご訪問されたときのことを、とても思い出深く思っていらっしゃるご様子でした」
佳子さま
「お会いできてよかったです。ありがとうございました。エフハリスト ポリ!(本当にありがとうございます)」
最後も、ギリシャ語で挨拶を交わされました。
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27日、博物館の視察を終えられた佳子さま。このあと、外交関係樹立125周年の記念式典に出席される予定です。