台風2号に関する総合情報(1日11:01発表)
気象庁によると、大型の台風第2号は、沖縄の南の海上を北上し、2日にかけて沖縄地方にかなり接近する見込みです。沖縄地方では高波や高潮に厳重に警戒し、暴風に警戒してください。奄美地方では高波に厳重に警戒してください。南西諸島から東日本では3日にかけて、大雨のおそれがあります。
<気象庁の発表内容は以下のとおり>
[台風の現況と予想]
大型の台風第2号は、1日10時には宮古島の南東にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心の東側165キロ以内と西側130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風は沖縄の南の海上を北上した後、1日夜から2日朝にかけて沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。
また、東シナ海から日本の南には前線が停滞し、3日にかけて西日本から東日本に停滞するでしょう。前線に向かって、台風からの非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、2日にかけて前線の活動が活発となる見込みです。
[防災事項]
<暴風・高波>
沖縄地方では、台風の影響で非常に強い風が吹き、うねりを伴い猛烈なしけとなっている所があります。宮古島地方が暴風域に入っています。また、奄美地方でも2日にかけて非常に強い風が吹き、うねりを伴い猛烈なしけとなる所がある見込みです。
1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、沖縄地方 25メートル(35メートル)
2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、沖縄地方 25メートル(35メートル)
の見込みです。
1日に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方、奄美地方 9メートル
2日に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方、奄美地方 9メートル
の見込みです。
うねりを伴った高波に厳重に警戒し、暴風に警戒してください。
<大雨>
南西諸島では、台風本体の雨雲により2日にかけて、非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。また、西日本や東日本では3日にかけて大雨となり、前線の活動が活発となる2日には非常に激しい雨が降る所があるでしょう。
2日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州南部 200ミリ
東海地方、近畿地方、四国地方、九州北部地方、
奄美地方、沖縄地方
150ミリ
北陸地方 130ミリ
中国地方 120ミリ
3日12時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
関東甲信地方、東海地方、四国地方
200から300ミリ
近畿地方 100から200ミリ
九州南部
100から150ミリ
北陸地方、中国地方、九州北部地方、沖縄地方
50から100ミリ
の見込みです。
南西諸島から東日本の広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
<高潮>
沖縄地方では、台風の影響で潮位が高くなり、1日夕方から夜のはじめ頃にかけて警報級の高潮となる所があるでしょう。海岸や河口付近の低地では、高潮や高潮と重なり合った高波による浸水に厳重に警戒してください。
[補足事項]
今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和5年 台風第2号に関する情報(総合情報)」は、1日17時頃に発表する予定です。