線状降水帯発生のおそれ 静岡・沼津市の様子は
四国や近畿に激しい雨をもたらした活発な雨雲が、関東や東海地方にも流れ込んでいます。線状降水帯が発生するおそれもある、静岡県沼津市から中継です。
雨はそれほど降っていませんが風が急に強くなってきまして、船が風で左右に大きく揺れています。雲の動きは、朝から灰色のどんよりとした雨雲が停滞しているという状態が続いています。
雨は、時折強い雨が降ったと思ったら今度は晴れ間が見えて、と思ったらまた雨が降り始めるなど不安定な状態が続いています。
――沼津は観光で訪れる方も多いと思いますが、影響はあるでしょうか。
人の動き、午後1時ごろまではにぎわいがありましたが、今はもうほとんど観光客の姿は見えません。近くの飲食店の人に話を伺うと、やはりこの天気なので客足も半分ほどになっていると話していました。
また、漁にも影響は出ています。ある漁協の方に話を伺うと、ほとんどの漁師が27日の朝からすでに漁を中止にしていると話していました。船も岸壁にロープで固定する、あるいは港の内側、流されない場所で管理するなど安全対策を念入りに行っているということです。
さらに、この港の近くには山があるため、雨が長引くと地盤が緩んで土砂崩れが起きないか心配だとも話していて、細かく天気予報を確認するなど今後の雨雲の動きに警戒を強めています。