小林製薬“紅麹サプリ”新たに2人の死亡明らかに 株主総会冒頭で謝罪
小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、新たに2人、サプリメントを摂取していた人が腎臓の疾患を発症し、死亡していたことが明らかになりました。
小林製薬は「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた人が新たに2人、腎臓の病気を発症し、死亡していたと明らかにし、亡くなった人の合計は4人となりました。
厚生労働省によりますと、健康被害の報告は去年9月以降に製造された「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に偏っているということですが、詳しい原因は調査中とされています。
こうした中、小林製薬は28日午前10時から大阪市内で株主総会を開いていて、株主からは厳しい意見が相次ぎました。
出席する株主「どんな話もなにも、管理責任だよ。これが一番問題。(経営陣は)みんな入れ替えじゃない。総入れ替えで。第三機関じゃないが、そういう方を入れた方がいいのでは」「人の命が関わっているから(問題が)わかったのが、いつ頃なのかな。なるべく早く原因を見つけていただき、公表してもらうよう、お願いしようと思ってきました」
株主総会では、会社側が冒頭に謝罪し、「全容解明に向けて全力を尽くす」と述べましたが、株主からの質問では「心がこもっていない。読み上げているだけだ」などといった声が上がったということです。