小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントの健康被害が相次いでいる問題をめぐり、厚生労働省は28日夕方に、原因究明などをテーマとする審議会を開催することを決めました。

厚労省は、小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントの健康被害をめぐり、28日午後5時から、健康被害情報への対応を行う薬事・食品衛生審議会の調査会を開きます。

厚労省によりますと、回収命令の対象となった製品の原因究明について、小林製薬側から説明を受けるほか、小林製薬の「紅麹」を原料とするさまざまな製品への対応についても議論するとしています。

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐっては、摂取した人のうち2人の死亡と106人の入院が確認されていて、大阪市が食品衛生法に基づき3商品の回収命令を出しています。