東京都 新たな形式での感染状況分析結果を発表 「5類」移行後初
東京都は、新型コロナの「5類」移行後、新たな形式での感染状況の分析結果を初めて発表し、定点医療機関あたりの感染者数が前週の1.7倍に増加しました。
新型コロナの「5類」移行により、感染者数の全数把握がなくなり、東京都の感染状況の分析は、419の定点医療機関当たりの感染者数などで行われることになりました。
18日、新たな形式として初めて発表された分析結果によりますと、今月8日からの1週間で、定点医療機関当たりの患者報告数は2.40人で、ゴールデンウイーク期間だった前週の1.41人から1.7倍に増加しています。
専門家は、「緩やかな感染拡大傾向にある。ゴールデンウイークの影響もあり、今後の動向に注意が必要」としています。
一方、入院患者数は今月15日時点で506人で、前週よりも275人減少しています。
専門家は、「これまでは『隔離』目的などの入院も行われていたが、『5類』への移行による入院対象の変化が入院患者数に影響を与えていると思われる」と分析しています。