沖縄戦から78年 きょう沖縄「慰霊の日」
太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終結したとされる日から23日で78年。沖縄は「慰霊の日」を迎えました。
日本とアメリカあわせて20万人以上が亡くなったとされる78年前の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を沖縄県は「慰霊の日」としています。
激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園で、23日正午前から開かれる全戦没者追悼式には、去年に続き、岸田首相が参列します。
追悼式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、去年まで3年連続で規模を縮小しましたが、今年は4年ぶりに、一般参列者を受け入れて行われます。
園内にある戦没者の名前を刻んだ「平和の礎」には朝から遺族らが訪れ、手を合わせていました。
父親を亡くした人「ずっとお参りに来ているんですよ。6月23日に。戦争はあってはならない」
安全保障環境の悪化を理由に、南西諸島の防衛強化が進む中で迎えた「慰霊の日」。沖縄はきょう一日、平和への祈りに包まれます。