「日本版DBS」導入へ こども性暴力防止法案、衆院特別委で可決
こどもへの性暴力を防ぐため、職員の性犯罪歴を確認するよう保育所などに義務づける制度「日本版DBS」を導入するための法案が、衆議院の特別委員会で可決されました。
22日に衆議院の特別委員会で全会一致で可決されたのは、こども性暴力防止法案です。
この法案の柱は、日本版DBSと呼ばれる仕組みで、教員や保育士などについて、性犯罪歴の確認を学校や保育所などに義務付け、性犯罪歴がある人は、こどもと接する業務に一定期間就けなくなります。法案は23日に本会議で可決され、衆議院を通過する見通しです。
前科を確認する性犯罪は、痴漢や盗撮などの条例違反を含む一方、下着窃盗やストーカー行為は対象外で、これらの検討を求める付帯決議も可決されました。
施行後3年をめどに行われる見直しのタイミングで検討されるということです。