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大阪府知事選と大阪市長選は維新候補が当選 奈良県知事選も…大阪以外で維新候補の知事当選は初

2023年4月10日 4:08
大阪府知事選と大阪市長選は維新候補が当選 奈良県知事選も…大阪以外で維新候補の知事当選は初

統一地方選挙は前半戦の投票日を迎え、9つの道府県知事選挙などが行われました。大阪府知事と大阪市長の「大阪ダブル選挙」は維新の候補者がいずれも選挙戦を制しました。また、奈良県知事選挙も維新の候補者が当選しました。

大阪府知事選は、維新・現職の吉村洋文さんが次点の無所属・谷口真由美さんに200万票以上の大差をつけ、2回目の当選を果たしました。また、大阪市長選でも、維新・新人の横山英幸さんが無所属の北野妙子さんを約40万票と大きく引き離し、初めての当選を果たしました。

大阪府知事選に当選・吉村洋文氏「大阪府政・市政が間違っていなかったということだと。さらに加速をさせていけという府民・市民のみなさんのご意見だと思います」

大阪市長選に当選・横山英幸氏「松井市長ご勇退のあとの市政運営となりました。難しいかじ取りとなるというのは覚悟しておりますが、全力で市政運営にあたっていきたいと思っています」

選挙戦では、争点となっていたカジノを含む統合型リゾート・IRの誘致をめぐり、他の候補者が反対の姿勢を示していたのに対し、吉村さんと横山さんは推進の立場で、「雇用や税収を増やし、大阪の経済を成長させる」などと訴えました。

一方、奈良県知事選は維新・新人の山下真さんが初めての当選となりました。

奈良県知事選に当選・山下真氏「山下知事になって本当に奈良県がすばらしい県になったと、後世の人に評価されるように、全身全霊を尽くして私の生涯をまっとうしたいと思っている」

自民党が候補者の一本化に失敗し、保守分裂選挙となる中、山下さんは徹底した行財政改革や教育の完全無償化などを訴え、維新の支持層のほか、無党派層からも幅広く支持を集めました。維新の公認候補が大阪以外で知事に当選するのは初めてです。