大阪ダブル・奈良県知事は維新 統一地方選
統一地方選挙は前半戦の投票日を迎え、9つの道府県知事選挙などが行われました。大阪府知事と大阪市長の「大阪ダブル選挙」と、さらに奈良県知事選挙もいずれも維新の候補者が当選もしくは当選確実になっています。
9日午後11時半時点の開票状況では、大阪府知事選で維新・現職の吉村洋文さんが他の候補者を大きく引き離し、2回目の当選を果たしました。
大阪市長選も、9日午後11時15分時点で、維新・新人の横山英幸さんが無所属の北野妙子さんらを引き離していて、初めての当選を確実にしました。
大阪府知事選に当選確実・吉村洋文氏「大阪府政・市政が間違っていなかった。さらに加速をさせていけという府民・市民のみなさんのご意見だと思います」
大阪市長選に当選確実・横山英幸氏「松井市長ご勇退のあとの市政運営。難しいかじ取りとなるというのは覚悟しておりますが、全力で市政運営にあたっていきたいと思っております」
選挙戦では、争点となっていたカジノを含む統合型リゾート・IRの誘致をめぐり、他の候補者が反対の姿勢を示していたのに対し、吉村さんと横山さんは推進の立場で、「雇用や税収を増やし、大阪の経済を成長させる」などと訴えました。
奈良県知事選は維新・新人の山下真さんが初めての当選を確実にしました。
奈良県知事選に当選確実・山下真氏「山下知事になって本当に奈良県がすばらしい県になったと、後世の人に評価されるように、全身全霊を尽くして私の生涯を全うしたい」
自民党が候補者の一本化に失敗し、保守分裂選挙となる中、山下さんは徹底した行財政改革や教育の完全無償化などを訴え、維新の支持層のほか、無党派層からも幅広く支持を集めました。維新の公認候補が大阪以外で知事に当選するのは初めてです。