那覇市「うつぶせ寝」乳児の死亡事故 検証委員会が再発防止策まとめ市に答申
沖縄県那覇市の認可外保育園で「うつぶせ寝」にさせられた生後3か月の乳児が死亡した事故で、市の検証委員会が、再発防止策をまとめた提言を市に答申しました。
この事故は2022年7月、那覇市の認可外保育園で、園長らがベッドで「うつぶせ寝」にさせた生後3か月の男児が、心肺停止の状態となり、死亡したものです。
事故後に市が立ち上げた検証委員会が、再発防止のための提言をまとめ、25日、市長に答申しました。
答申は、事故の背景として、この保育園で、職員が不足し、計画的な配置ができない状況だったのに、受け入れる子どもの数を制限していなかった点などを指摘。
そのうえで、保育施設には適正な職員配置や有資格者の増員、市に対しては、認可外保育施設への立ち入り調査や指導の体制強化などを提言しました。
事故後に保育園は閉園し、警察は当時の園長らの刑事責任を問えるかどうか、捜査を続けています。