宮崎県5弱 発生は「南海トラフ巨大地震の想定震源域の外」気象庁
2日午前0時ごろ、宮崎県日南市で震度5弱の強い揺れを観測する地震がありました。この地震の震源は、鹿児島県の大隅半島東方沖でしたが、南海トラフ巨大地震の想定震源域の外で発生したものだということです。
気象庁によりますと、2日午前0時2分ごろの地震では、宮崎県日南市で震度5弱の揺れを観測しました。また、宮崎市、都城市、小林市などでも震度4を観測しました。このほか鹿児島や熊本など九州や四国地方の広い範囲で震度3の揺れを観測しています。
気象庁は当初、地震の規模を示すマグニチュードを5.8、震源の深さを30キロと発表していましたが、精査した結果、マグニチュードを5.9に、震源の深さを29キロにそれぞれ修正しました。
気象庁は、揺れの強かった地域では、今後1週間程度、最大震度5弱程度の地震に、特に2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるため、注意するよう呼びかけています。
また地震によって、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性があるとして、今後の地震活動に十分注意してほしいとしています。
一方、今回の地震の震源地は鹿児島県の大隅半島東方沖で、将来発生が懸念される南海トラフ巨大地震の想定震源域の外側で発生したものだということです。