柿沢衆院議員に任意聴取 区長選“公選法違反”容疑 東京地検特捜部
東京の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反の疑いで、東京地検特捜部が、16日、柿沢未途衆議院議員に対し、任意の事情聴取を行いました。
柿沢議員は、支援していた木村弥生前区長が出馬していた4月の江東区長選挙をめぐり、区長選前に、一部の地元区議に20万円の現金を配り買収した疑いで、先月、特捜部から地元事務所の家宅捜索を受け、14日には、議員会館事務所と自宅も家宅捜索を受けました。
関係者によりますと、特捜部は16日午後、柿沢議員に対して、任意の事情聴取を行ったということです。
柿沢議員はこれまで、支援者らに対し、「陣中見舞いで買収の意図はなかった」などと説明していて、特捜部に対しても同様の供述をしたものとみられます。
特捜部は、押収した資料なども分析し、実態解明を進めるものとみられます。