東京・千代田区立の学校の改築工事をめぐる収賄事件で逮捕された前千代田区議の男が、2017年ごろから業者によるゴルフ接待などを繰り返し受けたとみられるほか、経営するそば店などの内装を施工させていたことがわかりました。

警視庁によりますと、前千代田区議の嶋崎秀彦容疑者は千代田区立お茶の水小学校・幼稚園の改築工事をめぐり、入札情報を漏らした見返りとして、業者側から料亭での飲食代金や商品券など約30万円分の賄賂を受け取った、あっせん収賄の疑いで再逮捕されました。

捜査関係者への取材で、嶋崎容疑者は管工事の業者でつくる任意団体に便宜を図り、2017年ごろから去年まで、団体の参加企業によるゴルフ接待などを繰り返し受けていたとみられることがわかりました。また、嶋崎容疑者の自宅や経営するそば店の内装を施工させていたということです。

警視庁は癒着の全容解明を進めています。