“紅麹”商品から「プベルル酸」とよく似た化合物検出 NNNが専門家に独自に分析依頼
小林製薬の「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、NNNが専門家に独自に分析を依頼したところ、流通していた商品から、「プベルル酸」とよく似た化合物が検出されました。
NNNは、小林製薬が「想定していない成分が含まれている」と発表した製造番号の「紅麹コレステヘルプ」を入手し、専門家に分析を依頼しました。今回は、健康被害の原因の可能性が高いとされている「プベルル酸」が検出される条件に絞って分析しました。
近畿大学 薬学部・多賀淳教授「プベルル酸を検出する条件でみられるピーク(波形)は、いくつか存在しています」
「質量」など2つの項目で、「プベルル酸」と同じ性質をもつ化合物が、流通していた商品に存在することがわかりました。
一方で、この化合物が「プベルル酸」だと断定するためには、その指標となる純度の高い「プベルル酸」が必要ですが、専門家でも入手が難しいということです。
近畿大学 薬学部・多賀淳教授「(業者に)合成の依頼をかけるので、数か月かかってしまうかもしれない」