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過去10年で最も遅い開花に…東京の桜、いまの状況は

2024年3月25日 16:30
過去10年で最も遅い開花に…東京の桜、いまの状況は

東京ではここ数日ぐずついた天気が続き、桜の開花も遅れています。いま、桜はどんな状況でしょうか。

東京・千代田区にある靖国神社にきています。雨の影響で少し冷え込んでいます。

ソメイヨシノの標本木です。日本気象協会によると、24日が開花予想日でしたが、25日は1輪だけ開きかけのつぼみを見つけました。ただ、これは根の方から出ている枝なので、標本木の桜としては数えないそうです。

25日に来た気象庁の担当者も「開花している桜はありません」と話していました。

――25日、気づいたことはありますか?

こちらでは先週から2回取材を行いました。

20日はまだ黄緑色のつぼみが多かったのですが、22日はぷくっとした少しピンク色のつぼみが多くなっていました。そして25日、つぼみはピンク色になっているものが多く、全体的に色づいてきているのがわかります。開花はすぐそこといったところです。

気象庁によりますと、東京でここまで開花が遅いのは2014年以来のことで、ことしは過去10年で最も遅い開花発表となりそうです。

27日以降は暖かさが戻り、週末にかけて続々と桜開花の便りが届く見込みです。