給食の肉を詰まらせ…1歳児死亡 保育園の運営会社が会見 札幌市
先月、北海道札幌市の認可保育園で1歳の男の子が給食中に食べ物を喉に詰まらせ死亡しました。保育園の運営会社は、15日に記者会見を開きました。
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北海道札幌市の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で先月23日午前11時すぎ、1歳の男の子が、給食中に食べ物を喉に詰まらせ死亡しました。
3週間以上が経過した15日、保育園の運営会社が記者会見を開きました。
保育園の運営会社
「お子様の命を失うという、保育園では絶対にあってはならないことが起きてしまい、ご遺族に対して深くおわび申し上げます。大変申し訳ございません」
関係者によると、先月の司法解剖の結果、男の子の死因は、肉を喉に詰まらせたことによる窒息死だったことがわかりました。
当日の給食の献立については…
保育園の運営会社
「当該児童に提供されたのは、離乳食の焼き肉風炒め。幼児食のプルコギの中から、比較的水分の多い部分を選定し、お湯を加え切り刻むとともに、水分量を多くすることで味を薄めると同時に、のみ込みやすくしたもの」
職員の管理体制については「適切な対応だった」と説明しました。
保育園の運営会社
「(事故があったのは)0歳児クラス。園児5名、保育士2名。体制としては適切だった。(保育士)2名とも20年以上の経験がある」
保育園では、13日から保護者に向けた説明会が開かれていますが、不満の声も上がっています。
説明会に参加した保護者
「対策ないんですか(と聞いても)調査中としか言われないから、みんな帰っていく。あきれじゃないですかね」
警察は業務上過失致死の疑いも視野に、捜査を進めています。