勤務先で女児らに“性的暴行” 元保育士に懲役14年判決「児童を欲求のはけ口とする犯行」「悪質性は顕著」
勤務先の保育園で複数の女児に性的暴行を加えた罪などに問われている元保育士の男に対し、東京地裁は14日、懲役14年の実刑判決を言い渡しました。
元保育士の長田凪巧被告は2021年から去年にかけて、当時勤務していた都内の2つの保育園で、3歳くらいから6歳の女児7人に対し性的暴行を加えるなどしたほか、このうち3人についてはスマートフォンで撮影した罪に問われています。
東京地裁は14日の判決で、「被害者が性的意図を理解することも、抵抗もできない未熟な年齢であることにつけこんだ、卑劣極まりない犯行」「保育士という立場を悪用し、児童を欲求のはけ口とする犯行を繰り返しその悪質性は顕著」だと指摘。
そのうえで、「本来安心して子どもを預けられるはずの保育園で、大切な我が子が被害を受けたことに対する保護者の悲痛な心情は察するにあまりある」として、長田被告に懲役14年の実刑判決を言い渡しました。