山形県内マイコプラズマ肺炎と手足口病が同時流行 新型コロナの患者数は5類移行後最少に
子どもから成人を中心に秋と冬に感染者が増える「マイコプラズマ肺炎」と夏に感染者が増える「手足口病」が今、山形県内で同時に流行しています。マイコプラズマ肺炎の報告数は前の週より減少しましたが県は引き続き手洗いや換気など対策を呼びかけています。
県衛生研究所が発表した11月4日から10日までの最新の感染症発生動向調査によりますと「マイコプラズマ肺炎」の定点医療機関が把握した新規の患者数は11人で前の週より7人減りました。1医療機関当たりの患者数も前の週の1.8人から1.1人と減少しています。保健所別では山形市で4人、村山と最上で3人、置賜で1人となっています。
県衛生研究所によりますと患者数は前の週より減少したものの、引き続き手洗いや換気など感染対策を取るよう呼びかけています。
また、乳幼児を中心に主に夏に感染が拡大する手足口病の流行が今も続いています。定点医療機関が把握した新規患者数は257人で、1医療機関当たりの患者数は9.18人で17週連続で警報レベルになっています。
一方、新型コロナの定点医療機関が把握した患者数は58人で、5類に移行した去年5月以来、最も少なくなりました。