ディズニーランドで“穴キャン” パレード“突然”中止に 「残念…」午前中に帰る来園者も
東京ディズニーランドで、12日に予定されていたパレードがすべて中止になりました。中には、午前中に帰る来園者も。中止の理由は「パレードコースの“安全上の問題”」だといいます。一体、何があったのでしょうか。
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午前中のJR舞浜駅は、普段であれば多くの人が心躍らせ、「夢の国」へと向かいますが…12日は、あっという間に退園した人がいました。
午前中に退園した人
「もう帰っちゃいました。『中止です』って言われたら、みんな『う~ん…』みたいになっちゃって」
また、初めてパークを訪れるという、兵庫から来た親子は「え~見たかったです、残念…」「見たかったですね、パレード。動画とか見てたので」と、がっかりした様子でした。
ハロウィーンイベント真っ最中の東京ディズニーランド。3年ぶりに通常の規模で開催される中、多くのファンを魅了しているのが、ハロウィーン限定のパレードです。これだけを目当てに訪れる人も少なくありません。
ハロウィーンのパレードを含め、東京ディズニーランドでは現在、4つのパレードが行われています。
しかし、12日、そのすべてが中止になりました。原因となったのが、パーク内で“人だかり”ができていた場所です。道の一部が柵で囲われ、通れない状況となっていました。
柵が設置されていたのは、スペース・マウンテンなどがあるトゥモローランドで、すべてのパレードが終盤に通過する場所です。
パークを運営するオリエンタルランドによると、この場所では配管工事を行っていたといいます。
オリエンタルランド広報
「配管工事を行う際に地面を削りました。アスファルトで埋めたところ、埋めた部分が盛り上がってしまい、傾斜ができてしまいました」
映像を確認すると、埋めたとみられる部分は両側の道と比べ、少し盛り上がっているようにも見えます。
オリエンタルランドは、来園者や出演者の安全を確保するため、パレードの中止を判断しました。ファンの間では中止になった場合、雨が原因の場合“雨キャン”、風の場合、“風キャン”といった言葉が使われているといいますが、今回は、「パレードルートが陥没して中止 “穴キャン”」と“穴キャン”がトレンド入りしました。
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一方で、不満も相次ぎました。それは、“事前に中止を知らせてほしかった”という声でした。
午前中に退園
「朝から分かってたのに、それをもっと早く言ってくれればよかったんですけど」
オリエンタルランドは、悪天候の影響などで中止する際も、ホームページなどで事前のお知らせをしていないため、今回も同じ対応をとったといいます。
13日のパレードは実施する予定で準備を進めていますが、中止となった場合、12日と同様、来園者のみにお知らせするということです。