輪島市の集落からヘリで集団避難 5日間の孤立状態から解放
石川県輪島市の集落では、ヘリコプターによる集団避難が行われ、住民が5日間続いた孤立状態から解放されました。
航空自衛隊輪島分屯基地に着陸したヘリコプターから次々と降りてくる人たち。西保地区の住民です。
土砂崩れなどで道路が寸断され5日間にわたり孤立状態となっていました。
西保地区から集団避難した人
「電気がこないのと水道がこない。自宅待機していたが、買い物にも行けない」
26日避難したのは38人。輪島市内の体育館などで避難生活を送るといいます。
避難した菅田さんご夫婦が向かったのは市内のドラッグストア。久しぶりの買い物です。
買い物を終えると避難所へ。そして子どもたちに電話で無事を知らせます。
西保地区から避難・菅田邦夫さん(67)
「ここまで来れば携帯もつながる。みんな子どもに電話したりして安心」
輪島市では、電気水道が使えない地区が他にも複数あり、住民が集まって一斉に避難するなどの対応が取られています。