【台風10号】鹿児島県に台風の特別警報を出す可能性 暴風が吹く前の避難を 気象庁
非常に強い台風10号が九州南部に接近しています。気象庁は今後、鹿児島県に台風の特別警報を出す可能性があるとして、暴風が吹く前に避難を終えるよう呼びかけています。
気象庁・杉本悟史予報課長「これまでに経験のないような暴風・高波・高潮が予想され、最大級の警戒が必要です」
気象庁と国土交通省は、28日午前7時から緊急会見を開き、台風10号が29日にかけて九州南部に接近し、その後、上陸するおそれがあるとして、奄美地方を除く鹿児島県に28日昼ごろ、暴風・波浪・高潮の特別警報を出す可能性があると発表しました。
また、鹿児島県と宮崎県では、記録的な大雨になるおそれもあり、大雨特別警報も発表する可能性があるとしています。
気象庁は、台風10号は移動速度が遅く、一部では家屋が倒壊するような暴風となる期間が長くなるとしています。その上で、暴風のなかでの移動は危険なため、暴風が吹き始める前までに避難を完了するように呼びかけています。