コロナ感染者の療養期間“短縮”開始 厚労省専門家会議
新型コロナウイルスの感染者の療養期間について、厚生労働省は専門家会議での意見を踏まえて短縮することを正式に決めました。7日から基準が変わっています。
新たな新型コロナ感染者の療養期間は、症状がある人では、7日間経過し症状が軽快してから24時間経過している場合、8日目から解除できるとし、症状がない人では、5日目の抗原検査で陰性だった場合、6日目から解除できるとしました。
一方、自宅療養中の外出については、症状が軽快してから24時間後、または、無症状の場合は、マスクを着用の上で食料品の買い出しなど必要最小限の外出を許容するとしました。
新たな基準について、7日に開かれた厚労省の専門家会議で議論が行われ、おおむね容認されたということです。
会議では、国立感染症研究所がオミクロン株を発症した57人を調べたデータで、発症日から8日目に人に感染させるウイルスが残るリスクは16.0%だと示されました。
専門家は「感染リスクはある程度残る」とした上で、「個人が主体的になって感染リスクを低くする行動をしていくことが必要」と指摘しています。