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“自転車並み”スピードで......ノロノロ台風4号、九州接近か 警報級大雨の恐れも「どこを通ってもおかしくない」進路に警戒を

2022年7月2日 13:05
“自転車並み”スピードで......ノロノロ台風4号、九州接近か 警報級大雨の恐れも「どこを通ってもおかしくない」進路に警戒を

1日に発生した台風4号。雨量に要注意で、2日から3日にかけて九州南部で警報級の雨が予想されています。進路にもよりますが、西日本の広い範囲で断続的に雨になりそうです。日本列島のどこを通ってもおかしくなく、最新の情報に基づいて備えてください。

■4日以降に九州接近か...大雨に注意

有働由美子キャスター
「暑さもですが、台風も気になります。この後どうなるのでしょうか」

村上なつみ・気象予報士
「1日に発生した台風4号の予想進路は、週末の2日と3日に沖縄、奄美を北上し、4日以降、九州に接近する恐れがあります。この台風で注意すべきは、風というよりは雨です」

「1日夜の時点では、九州南部では台風接近前の2日夜から3日夜にかけて、24時間で100~200ミリと警報級の雨が予想されています。さらに4日以降も、台風の北上に伴い、雨量が増える恐れがあります」

■列島を横断?...最新の台風情報にご注意を

「しかもこの台風は、非常に遅い『ノロノロ台風』です。3日以降は、時速約15キロと自転車並みのスピードで進みます。この先、進路にもよりますが九州など西日本の広い範囲で2~3日は断続的に雨が降る予想です」

有働キャスター
「河川の増水や土砂災害などの危険が高まりますね」

村上さん
「局地的な豪雨に比べると、降り始めからやむまでの総雨量が多くなる傾向があります。ではどこで雨が降るのか、予報円で確認しましょう」

有働キャスター
「予報円を見ると、日本列島を横断するように見えます」

村上さん
「もちろんその可能性もありますが、予報円が大きいので、太平洋側を通る可能性もありますし、日本海側を通る可能性もあります。どこを通ってもおかしくない状態です。進路によっては危険な場所が変わってきますので、最新の台風情報にご注意ください」

有働キャスター
「台風は他の災害と比べて、あらかじめ『来る』と分かっているので、備えられます。ぜひ、備えと情報の確認をこまめにしてください」

(7月1日『news zero』より)