記録的な大雨に見舞われた東北北部では、10日も断続的に雨が降り、土砂災害警戒情報が出ているところもあります。

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東北北部で記録的な大雨が続いています。秋田・藤里町では、大雨で川が増水しました。

川口大介記者
「上流にあります白神山地に降った雨が、この川に集まってきます。茶色く濁った水が大量に押し寄せてきています」

青森県では、9日から至るところで河川の増水や氾濫が相次ぎました。鯵ヶ沢町では、9日夜、中村川が氾濫し、川の水が住宅や店舗に流れ込みました。

一夜明け、川の堤防は広範囲にわたり崩れ、泥に覆われた道路には乗り捨てられた車がとどまっていました。

胸の高さほどまで浸水した住宅。住民は知人の家に避難していたといいます。

浸水した家の住民
「めちゃくちゃですね。捨てるものは捨てて、とにかく次のステップに進んでいくしかないという感じで捨てました。もうあきらめですね。命あっただけで十分です」

弘前市を流れる岩木川は一時、氾濫危険水位を超え、河川敷にあるりんご園が川の水にのまれました。この地域は、1週間ほど前にも大雨の被害にあったといいます。

リンゴ農家の人は「もうほとんど水没って感じ」と肩を落としていました。