辺野古埋め立て巡り…沖縄県が新たに国を提訴
沖縄にあるアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古の埋め立てを巡り、沖縄県が新たな裁判を起こしました。
この問題は、辺野古の埋め立て工事の設計変更の申請を不承認とした沖縄県の処分を、国土交通大臣が今年4月、「裁決」で取り消し、あらためて申請を承認するよう沖縄県に「是正の指示」を行ったものです。
沖縄県は、「『是正の指示』は、自治体への違法な『国の関与』に当たる」として、総務省の第三者機関、国地方係争処理委員会に審査を申し出ましたが、委員会が県の訴えを退けたため、県は24日、国土交通大臣を相手取り、「是正の指示」の取り消しを求めて、福岡高裁那覇支部に提訴しました。
国土交通大臣の「裁決」についても、すでに今月12日、沖縄県が取り消しを求めて提訴していて、これで辺野古の設計変更を巡る国との裁判は2件目となります。