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国連事務総長「日本ほど適した国はない」 ウクライナ侵攻で「核の脅威」高まる中…被爆国・日本の役割に期待感

2022年8月4日 12:48
国連事務総長「日本ほど適した国はない」 ウクライナ侵攻で「核の脅威」高まる中…被爆国・日本の役割に期待感

国連のグテーレス事務総長は3日、日本訪問を前に取材に応じ、ロシアによるウクライナ侵攻で「核の脅威」が高まっていることを念頭に、被爆国・日本の役割に期待を示しました。

グテーレス事務総長は、5日から4日間の日程で日本を訪れます。6日に広島で行われる平和記念式典に初めて出席するほか、岸田首相との会談や、被爆者との面会も予定されています。

事務総長は、ロシアによるウクライナ侵攻で「核の脅威」が高まっていることを念頭に、唯一の被爆国である日本の役割に期待を示しました。

国連・グテーレス事務総長「道徳的、歴史的な観点から、核保有国に対し核兵器の使用は断じて容認できないことを伝える上で、日本ほど適した国はない」

また、NPT(=核拡散防止条約)の再検討会議で合意を目指す最終文書には、核リスクの低減や原子力に関する国際協力なども盛り込みたい考えを示しました。