環境省「クールビズ」今年も推進 取り組み期間設けず
環境省は、軽装での仕事を推進する「クールビズ」について、今年も推進すると発表しました。昨年同様、全国一律での取り組み期間は設けず、地域の状況や仕事環境に合わせて取り組むよう求めています。
「クールビズ」は、働きやすい軽装にすることで冷房を効かせすぎず、省エネや二酸化炭素の排出削減などにつながるのみならず、多様で柔軟な働き方にも資するとして、政府が2005年から推進しています。
環境省では、国民への浸透や定着、地域による気候の違いがあることなどから、今年度も昨年度と同様に全国一律での取り組み期間は設定しないということです。
このうち東京都では、例年5月から9月にかけて、ひと月のうちの半数以上が、最高気温が25度を超える「夏日」になっているため、5月から9月末までは集中的に「クールビズ」を呼び掛けるということです。
環境省では気温や湿度、ワークスタイルなどに応じて、軽装にすることで、室内を冷やしすぎないようにするとともに、熱中症を予防する観点からも、冷房を適正な温度で使用するよう各自で取り組んでほしいとしています。