外国人が撮影したニッポン 写真から“隠れた魅力”を発見! 「どこにでもメッセージがある」スーパーの看板に感激?
いまや、その姿を見ない日はないほど外国人観光客が増えています。私たちは、彼らがニッポンで撮影した“アメージング”な写真の数々に注目しました。日本人からすれば何の変哲もない、電車内のディスプレーや街並みの写真にニッポンの魅力が隠されているのです。
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オーストラリアからの観光客
「チャダンス(茶だんす)が好きです。小さいタンス。ニッポンの職人技が光っています」
年代物の家具。そして…
デンマークからの観光客
「皇居のお濠で見た“鳥”だよ」
デンマークでは、レアだという鳥も撮影していました。
「どうして撮影したの?」とやや引っかかるものまであります。
セルビアからの観光客
「カーブミラーがあったので、色んな場所で写真を撮ってしまいました」
東京・秋葉原でカナダからの観光客に出会いました。見せてくれたのは、スーパーマーケットを外から捉えた写真。
――“アメージング”ポイントは?
カナダからの観光客
「“来てくれてありがとう”ってわざわざ書いてあるんだよ。カナダでこんなことは絶対にあり得ません。日本にはどこにでもメッセージがあるのが好きです」
銀座ではオーストラリアからのご一行に出会いました。
オーストラリアからの観光客
「日本のトイレに魅了されました。あるトイレには音が流れるボタンがあって、トイレにいるのに“音楽”を聴いていました」
“高機能なトイレ”にビックリしたかと思えば、ジャパニーズスタイルの敷布団に困惑。
オーストラリアからの観光客
「この年齢で床に寝る敷布団だったので、よく眠れませんでした」
それでも「WE LOVE JAPAN!」と笑顔を見せてくれました。
20日、日本政府観光局が発表した8月の訪日外国人の数は、約216万人。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の同じ月と比べると、85.6%と初めて回復率が8割を超えました。
久々に訪れる人も、初めて来る人も、多くの外国人が撮影していたのはやはり、コンビニエンスストアの写真です。
オーストラリアからの観光客
「コンビニに並ぶ食べ物を撮りました。すごくおいしそうだし、並んでいる様子がとても美しかったです」
そのコンビニが、さらなる進化を遂げていることに気づいてしまった外国人もいます。
日本に9年滞在 オーストラリア人
「ファミリーマートバー。渋谷にはコンビニとバーが一緒になった店があるんだ。コンビニでおつまみを買ってバーに持ち込みオーケーさ」
コンビニのバーは先月、渋谷にオープンしていました。“あのチキン”をおつまみにハイボールなどが飲めるそうです。
日本に9年滞在 オーストラリア人
「おいしい~めちゃくちゃおいしいよ。ハンパない」
打って変わって、19日夜の東京・新橋では、“サラリーマンの街”にある飲食店にも外国人の姿がありました。
オーストリアからの親子が見せてくれたのは、道路上にある“サイン”です。
オーストリアからの観光客 父親
「『止まれ』って意味でしょ」
オーストリアからの観光客 母親
「縦に描かれているのが、私の国とは違います」
さらに、巻きずしをほおばる女の子の写真も。撮影したばかりの1枚でした。
オーストリアからの観光客 娘
「おいしい。歯ごたえがある。日本に初めてきたけど、世界で1番好きな場所になりました」
すしで日本のとりこになったようです。
飲食店での驚きは多いようです。イタリアから来た新婚夫婦は、テーブルに置かれたカセットコンロを激撮。
イタリアからの新婚夫婦
「イタリアの飲食店では自分たちで料理はしません。お店の人が助けてくれました」
季節外れの鍋を完成させ、楽しんだということです。
再び、20日の秋葉原で聞きました。
韓国からの観光客
「街や建物を撮影していました。ゴリラ」
収めたのは、黄色い建物との1枚です。“ゴリラ”がトレードマークの店。何の店だと思うか聞いてみました。
韓国からの観光客
「カレー!?」
「かわいいし面白かったので撮りました。韓国ではこんなに撮影しません」
外国人ならではの視点で撮られたアメージングな写真の数々。また1つ、ニッポンの魅力を教えてくれました。