「自粛した分だけ…」反動懸念? 商店街は“アレルギー”も “荒れたハロウィーン”防ぐ…渋谷区が対策発表
間もなく迎えるハロウィーンを前に20日、渋谷区は会見を行いました。
渋谷区 長谷部健区長
「悪い側面ばかり出てしまいますけども、モラルの高いハロウィーンだと、これからまた発信できれば」
渋谷のハロウィーンといえば、2018年には軽トラックが倒されたり、「酒飲ませろよ、酒飲ませろよ、おいコラ。ぶっとばすぞ、このポリメンがよ!」と駅前で若者が騒いだりする事態が発生するなど、“荒れた経験”が記憶に新しいです。
渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長は、「商店街にとって良いことは何一つない。組合のみんなは、ハロウィーンアレルギー。ハロウィーンという言葉を聞くたびに『いやぁ…』と。“自粛した分だけ騒ぎに来るんじゃないか”という見方もあるし」と話し、新型コロナウイルスの制限が大幅に緩和され、“過去2年分の反動が出るのではないか”と懸念していました。
“荒れた”ハロウィーンを防ぐために、渋谷区では20日、今月28日から来月1日まで渋谷駅周辺の一部地域での路上飲酒の制限や、コンビニなどでの酒類販売自粛などの対策を発表しました。
渋谷区は感染拡大を防ぐため、仮想空間で渋谷の街を再現した「バーチャル渋谷」のイベントなども活用してほしいと呼びかけています。